【初心者向け】AWS VPCの基本構築手順! 〜パブリックサブネット・プライベートサブネット・セキュリティグループ等〜

目次

■ 1.VPCを作成する。   

Amazon VPCを使用すると、論理的に隔離されている定義済みの仮想ネットワーク内でAWSリソース(EC2インスタンスなど)を起動することができます。

IPアドレスの範囲の変更、サブネットの作成、ルートテーブル、ネットワークゲートウェイ、セキュリティグループの設定によりVPCを設定できます。仮想ネットワークは、お客様自身のデータセンターで運用されていた従来のネットワークによく似ていますが、AWSのスケーラブルなインフラストラクチャを使用できるというメリットがあります。 

以下の図はVPCの例を示しています。VPCにはリージョンの各AZに1つのサブネット、各サブネットにEC2インスタンス、VPC内のリソースとインターネットとの通信を可能にするインターネットゲートウェイがあります。 

まずは、赤枠のVPCを作成します。 

GetImage (1)-4

①AWSマネジメントコンソール上部の検索バーでVPCを検索します。  

GetImage (2)-4

②VPCの作成をクリックします。 

GetImage (3)-4

③[VPCの作成]ページで、以下のように設定します

[作成するリソース]でどちらかを選択
「今回はVPCのみ」 を選択します

※VPCのみ→VPCだけ作成
VPCなど→ネットワーク構成がまとめて作成 

GetImage (4)-4

④続いて、以下の諸々の設定を入力

・[名前タグ-オプション]に名前を入力(名前は自分で設定) 

GetImage (5)-3

[IPv4 CIDRブロック]で「IPv4 CIDRブロックの手動入力」を選択

※IPAM:AWSでIPアドレス空間(IPv4,Ipv6)を一元管理するサービス
「IPAM割り当てのIPv4 CIDRブロック」を選択するとIPAMにプロビジョニングされたCIDRからCIDRが割り当てられます。

GetImage (6)-3

[IPv4 CIDR]に、VPCのネットワーク範囲を設定 

※すでに他のVPCやVPN、オンプレミスネットワークで使用しているアドレスとは重複しないように注意する。 
※CIDR…従来のクラスベースのIPアドレス体系を拡張して、より柔軟で効率的なIPアドレスの割り当てを実現 
※現在薄く書かれている「10.0.0.0/24」はプライベートサブネットを表す。 

プライベートアドレス空間には以下のIPアドレスが推奨される 
・10.0.0.0 – 10.255.255.255 (10/8 プレフィックス) 
・172.16.0.0 – 172.31.255.255 (172.16/12 プレフィックス) 
・192.168.0.0 – 192.168.255.255 (192.168/16 プレフィックス) 

IPv4 CIDR

[IPv6 CIDRブロック]で「IPv6 CIDRブロックなし」を選択

IPv6 CIDRブロック

[タグ]で(必要があれば)タグの追加 

※タグ:AWSリソースにつける「キー=バリュー形式のラベル」 
タグをつけることで管理しやすく・分析しやすく・安全に運用できる。 

※キーバリュー:データを「キー(key)」と「バリュー(value)」のペアで管理する形式 

タグ
タグ2

⑤VPCを作成をクリックします。 

以上でVPCは作成完了です。 

続いてパブリックサブネットを作成します。 主に、インターネットと通信させるためです。 

■ 2.パブリックサブネットを作成する。

サブネットはVPC内のIPアドレスの範囲です。1つの大きなネットワークを複数の小さなネットワークに分けることを指します。

特定のサブネットにはEC2インスタンスなどのAWSリソースを作成できます。インターネットに接続する必要があるリソースには、パブリックサブネットを使用し、インターネットに接続しないリソースには、プライベートサブネットを使用します。 

サブネットは下図の部分です。

パブリックサブネット

● 2.1.パブリックサブネットを作成する。 

①左側のナビゲーションペインの[仮想プライベートクラウド]で、[サブネット]をクリックします。 

仮想プライベートクラウド

②サブネットを作成をクリックします。 

サブネット

[サブネット作成]ページで、以下の設定をします。 

[VPC ID]で、ドロップダウンメニューから[1で作成したVPC名]を選択 

VPC ID

・[サブネット名]に名前を入力(名前は自分で設定) 

サブネット名

[アベイラビリティゾーン]でAZを選択 

冗長性を考慮して複数のAZにまたがるサブネットを作るとベター。どのAZを選択してもOK。 

※アベイラビリティゾーン(AZ):サブネットを配置する物理的なゾーン 

アベイラビリティゾーン

[IPv4 VPC CIDR ブロック]にサブネットのVPCのIPv4 CIDRブロックを選択。 

※サブネットの IPv4 アドレスブロックを CIDR 形式 (10.0.0.0/24 など) で指定します。IPv4 ブロックサイズは /16 ネットマスクと /28 ネットマスクの間にする必要があり、VPC の IPv4 CIDR ブロック以下である必要があります。 

IPv4 VPC CIDR ブロック

[IPv4 サブネット CIDR ブロック]にサブネットに割り当てるIPアドレスの範囲を入力 
※他のサブネットと被らないように設定 

IPv4 サブネット CIDR ブロック

[タグ-オプション]でタグを追加する。 
※必要な人だけ 
※タグ:リソース(この場合はサブネット)に名前やメタデータをつけるための仕組み 

タグ-オプション

タグを追加する際はキーと値を設定する。 

タグ追加

④サブネット作成をクリックします。 

サブネット作成

● 2.2.サブネットの設定を編集する。 

[作成したサブネット名]をクリックします。 

[アクション]メニューで、[サブネットの設定を編集]を選択します。 

[サブネットの設定を編集]ページで次の操作を行います。 

サブネットの設定を編集

[IPアドレスの自動割り当て設定]で、[Enable auto-assign public IPv4 address]をクリック 
→パブリックIPv4アドレスの自動割り当てを有効にしている。 
→この操作をすることで、インスタンスに自動的にパブリックIPアドレスが割り当てられる。 
※有効にするとインスタンスが外部からアクセス可能になるため、セキュリティに注意。Webサーバなどは有効化が必須。 

IPアドレスの自動割り当て設定

④保存をクリックします。 

4保存をクリックします。

※パブリックサブネットが形式上は作成されましたが、まだパブリックサブネットではありません。
パブリックサブネットにはインターネットゲートウェイが必要です。 

■ 3.インターネットゲートウェイを作成する。 

インターネットゲートウェイとは、AWSのVPC(仮想プライベートクラウド)内のリソースがインターネットと通信できるようにするためのコンポーネントです。これにより、VPC内のインスタンス(EC2など)が外部のインターネットと接続できるようになります。冗長性と高い可用性を備えており、水平スケーリングが可能です。 

下図の部分です。 

インターネットゲートウェイ

● 3.1.インターネットゲートウェイを作成する。 

①左側のナビゲーションペインの[仮想プライベートクラウド]で、[インターネットゲートウェイ]をクリックします。 

仮想プライベートクラウド-1

②インターネットゲートウェイの作成をクリックします。 

インターネットゲートウェイの作成

[インターネットゲートウェイの作成]ページで、以下の操作を行います。 

[名前タグ]に名前を入力(名前は自分で設定) 

④インターネットゲートウェイの作成をクリックします。 

インターネットゲートウェイの作成2

● 3.2.インターネットゲートウェイをVPCにアタッチ 

[アクション]メニューで[VPCにアタッチ]を選択します。 

VPCにアタッチ

[使用可能なVPC]検索ボックスで[1で作成したVPC名]をクリックします。 

③インターネットゲートウェイのアタッチをクリックします。

使用可能なVPC

※インターネットゲートウェイを作成してVPCにアタッチしましたが、インターネットゲートウェイを作成しただけで、まだインターネットへの接続はできません。 

→パブリックサブネットのルートテーブルにデフォルトルート(0.0.0.0/0)を追加する必要があります。 

■ 4.ルートテーブルを作成し、デフォルトルートを追加してパブリックサブネットを関連付ける 。

ルートテーブルには、サブネットまたはゲートウェイからのネットワークトラフィックの経路を判断する、ルートと呼ばれる一連のルールが含まれます。 

ルートテーブルがサブネットのルーティングを制御するため、VPCの各サブネットはルートテーブルに関連付けられている必要があります。 

インターネットゲートウェイを使用するには、インターネットに送信されているトラフィックをインターネット経由で送信するルートをサブネットのルートテーブルに追加する必要があります。ルートの範囲として、ルートテーブルで明示的に既知ではないすべての送信先(IPv4・0.0.0.0/0、IPv6・::/0)を指定するか、特定のIPアドレスの範囲を指定できます。サブネットが、インターネットゲートウェイへのルートを持つルートテーブルと関連付けられている場合、パブリックサブネットといいます。 

※現在VPCに関連付けれているデフォルトのルートテーブルが1つあります(3.2)。これにより、トラフィックはローカルにルーティングされています。 

ここからはパブリックトラフィックをインターネットゲートウェイにルーティングするための別のテーブルを作成します。このテーブルをゲートウェイルートテーブルといいます。このテーブルを作成することにより、VPCに入るトラフィックのルーティングパスを細かく制御できます。 

下図の部分を作成します。 

ゲートウェイルートテーブル

● 4.1.ルートテーブルを作成します。 

①左側のナビゲーションペインの[仮想プライベートクラウド]で、[ルートテーブル]をクリックします。 

ルートテーブル

②ルートテーブルを作成をクリックします。 

ルートテーブルを作成

[ルートテーブルの作成]ページで、以下のように操作します。 

[名前-オプション]にルートテーブルの名前を入力(自分で設定) 

名前-オプション

・[VPC]で、ドロップダウンメニューから[1で作成したVPC名]を選択。 

VPC

・[タグ]で、必要に応じてタグを追加する。 

必要タグ

④ルートテーブルを作成をクリックします。 

ルートテーブルを作成

※ルートテーブルには10.0.0.0/16ネットワーク内のトラフィックがネットワーク内を流れることを許可する1つのルートがありますが、このルートはトラフィックをネットワークの外側にルーティングしません。 

次に、パブリックトラフィックを有効にする新しいルートを追加します。 


● 4.2. ルートを編集・追加する。 

①作成したルートテーブルを選択し、ページ下部の[ルート]タブをクリックして、ルートを編集をクリックします。 

ルート作成

②ルートを追加をクリックします。 

ルート追加

[ルートの編集]ページで、以下のように操作します。 

[送信先]に0.0.0.0/0と入力 

 →これは全IPアドレスを表す特別な送信アドレス 

[ターゲット]でドロップダウンから[インターネットゲートウェイ]を選択し、次に3で作成したインターネットゲートウェイを選択 

※これを設定することで、外部アクセスが可能になる 

ルートの編集

④変更の保存をクリック 

[サブネットの関連付け]タブをクリック 

[明示的なサブネットの関連付け]セクションでサブネットの関連付けを編集をクリック 

明示的なサブネットの関連付け

[2で作成したパブリックサブネット名]をクリック 

⑧関連付けを保存をクリック 

関連付けを保存

※この操作でサブネットはインターネットゲートウェイ経由でインターネットに接続されているためパブリックサブネットになりました。関連付けをしなければ作成したルートテーブルは誰にも使われません。 

■ 5.ウェブサーバのVPCセキュリティグループを作成。

セキュリティグループとはEC2インスタンスの仮想ファイアウォールとして機能し、インバウンド・アウトバウンドトラフィックを制御します。VPCを作成すると、デフォルトのセキュリティグループが使用されます。

VPCごとに追加のセキュリティグループを作成し、それぞれに独自のインバウンドルールとアウトバウンドルールを設定することにより、トラフィックを制御することができます。VPC内で作成するインスタンスには最大5つのセキュリティグループを割り当てることができます。 

下図のようにインスタンスのインバウンド・アウトバウンドトラフィックを制御します。 

インバウンド・アウトバウンドトラフィック

まず、セキュリティグループを追加して、ユーザがHTTP経由でウェブサーバーにアクセスできるようにします。 

①左側のナビゲーションペインの[セキュリティ][セキュリティグループ]をクリック 

セキュリティ

②[セキュリティグループ作成]ページで以下の操作をします。 

セキュリティグループ作成

[セキュリティグループ名][説明]にセキュリティグループの名前とその説明を入力 

[VPC]でドロップダウンメニューから[1で作成したVPC名]を選択 

[インバウンドのルール][アウトバウンドのルール]セクション(任意) 

・ルールごとにルールを追加し、プロトコル、ポート、送信元を指定 

タイプ:(インバウンドを許可する)プロトコルのタイプを選択 

Ex)Webサイトの場合:HTTPやHTTPS 

リソースタイプ: 

  • Anywhere-IPv4:0.0.0.0./0 IPv4 CIDRブロック 
  • Anywhere-IPv6:::/0 IPv6 CIDRブロック 
  • マイIP-ローカルコンピュータのパブリックIPv4アドレス 
リソースタイプ

④「セキュリティグループを作成」をクリック 

以上の操作でVPCの構築は完成です。

Udemy講座紹介

転職では資格取得が非常に重要な意味を持つと言われております。
中でもどの業界でも役立つ知識が学べる資格は一定の効果を持ち、採用担当からも高い評価を得る一因にもなります。

基本情報技術者はそのうちの1つで、IT系の知識だけではなく、マーケットや経営、さらにはAIに関する知識も学ぶことができます!

以下のUdemyの講座では基本情報技術者に合格するだけでなく、多くのビジネスマンにとって汎用的な学習が可能となっております。

以下のサムネイルをクリックしてチェック!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次